自分が好きなものを好きと言えるか。

2021.03.20.Sat

  母と車で三千メートル。わたくしは、いきなり今年の目標を語りだす。

「まわりの人を巻き込める人になる。楽しいことに自信を持つ。」

 わたくしは、自分の好きなことに自身を持てないのである。とても残念なことだということはわかっているのだが。万人受けする、スポーツや読書はいくらでもいえよう。しかしながら、地域を盛り上げる企画や勉強に対する好奇心をさらけ出すことにはとても勇気がいるのだ。いくつもあるコミュニティで自分を演じ分けてしまう。それが決して悪いことではないと思う。それぞれで楽しいのだから。でも、ときどき、自分の本当に思っていることを打ち明けられないこともある。その楽しさをめんどくさいことだと思う人もいる。あるいは冷めた目で見る人も。わたくし自身がわたくしをそう眺めているともいえる。そんなときもある。

 人がいいといわなくても、自分のすきなものを自信を持って、好きと言いたい。

 君のことを好きな人は、君の好きなこと、やりたいことをきっと応援してくれるはず。自信を持って語っていれば、いつしか感化されて乗ってくれるかもしれない。わたくしはそれに挑戦してみたいと思うのだ。初めは乗り気でないかもしれない。ひいているように見えるかもしれない。でも、絶対的な真理がある。人は楽しいことに惹かれる。わたくし自身が自信をを持っていなければ、誰も惹かれえない。もともと興味を持っている人についていくのみになってしまう。人は感化されるし、理解もしてくれる。自信がなくなったら、憧憬を抱く人を思い出してみよう。

 プラスアルファ。好きだと、口に出していれば、同じ興味を持った人が集うはず。きっと背中を押してくれる仲間ができるはずだよ。

 

「好きなら好きと言ってやればよかったのに。」

ずうっと、ずっと、大好きだよ(Hans Wihelm)より